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2021年04月26日

皆様のゴールデンウィークの過ごし方は?

 

皆さんこんにちは、広報の矢部です。
 
もうすぐゴールデンウィークですが、3度目の緊急事態宣言が出され昨年のゴールデンウィーク同様にステイホームになりそうですね・・・。
今回の宣言は昨年同様に多くの施設に休業、時短営業の要請が出され、都道府県間の移動の自粛要請。昨年を思い起こしますね。
皆さんは昨年のGWはいかがお過ごしでしたか?せっかくのGWを満喫できずに、
ストレスを貯めてしまった方、無為な時間ばかりをダラダラと過ごしてしまった方が多いのではないでしょうか?
かくいう私も昨年のGWは外出自粛要請により、自宅でくすぶってばかりでしたが「コロナ禍でも楽しもう」と気持ちを入れ替え、
いつもと違う事にチャレンジしたことによりいろいろと考えさせられると同時に、その答えとなる指針を得ることができました。
大したことではないのですが、そんな私の経験を皆さんにもお伝えできればと思います。
 
具体的にチャレンジしたことというのは、普段見ない本や映画を見る事。
特に良かったのが、「デカメロン」と「ローマの休日」です。
「デカメロン」とは14世紀に書かれたイタリア古典文学で、1348年にフィレンツェで流行したペストから逃れるため、
女性7人と男性3人の若者が郊外にある別荘に籠り、1人1日ずつ10つの物語を語り合うという物語集です。
それぞれの物語は、疫病の恐怖からなる閉塞感を笑いというエネルギーで開放し、生命力のあふれる面白い話ではありましたが、
その前提がどうしても腑に落ちず・・・。
郊外に逃げた自分たちだけのことしか考えていないデカメロンに出てくる14世紀のイタリア人。
自分勝手に食料や生活必需品を買い占め、情報に踊らされ都合よく解釈し、一方的に決めつけ行動し、他者を攻撃する現在の日本人。
14世紀のイタリア人と数世紀の時を経たコロナ禍の現在の日本人がほぼ一緒であり、
時代が変わっても両者の根底にある「自分だけ」という考え方について釈然としない苛立ちを覚えました。
そんなデカメロンに続いて「ローマの休日」は、「自分だけ」という考え方の真逆が描かれており、より一層心に残る作品でした。
この「ローマの休日」という映画は、皆さんご存知のとおり恋愛映画ではあると同時に、
実は「他人の犠牲の上に成り立つ利益」という副題があるといわれているそうです。
日本では、「ローマの休日」という題名ですが、洋題だと「Roman Holiday」となり、その単語の慣用句として「誰かを犠牲にした娯楽」
(ローマ帝国時代の貴族の休日は、コロッセオで奴隷同士の死闘を娯楽として楽しむことから由来しているそうです)という意味があるそうです。
王女という立場よりも個人としてのロマンスを優先するのか、王女を犠牲にしてスクープという記者の成功を優先するのか・・・。
最終的に主人公の二人は「誰かの犠牲の上に成り立つ幸福」を選ばなかったのですが、だからこそ不朽の名作といわれるのだと改めて感じました。
両作品とも、自分の周りで起こっている事象を「自分だけ」の視点でとらえるのか、否かを問いている作品であり、
「自分だけ」の視点でフィレンツから逃れたイタリア人、「自分だけ」の視点ではなく、国民を想い、王女を想い、
最後に「初めまして」とあいさつをしたローマの休日の主人公の二人は真逆の存在であり、どのような心持でいるべきかを考えさせられたきっかけとなりました。
 
そんな「自分だけ」という考え方に対して考えさせられたGWから約1年が経過し、今月エスケイに入社した私ですが、
意外なことにその答えを頂戴できたのが、エスケイ通信のクレドでした。
弊社では「大家族主義」を掲げ、その実践のために「クレド」というものを制定しております。
会社としても、私自身もまだまだ実践までは至っておりませんが、そのクレドの中に「自分ごと」という考え方があります。
その考え方の理解を深めれば深めるほど、まさに「自分だけ」に相対する考え方であり、常に実践したい考え方であると思えます。
もしフィレンツのイタリア人が、「自分だけ」の視点で考えず、ペストの事を「自分ごと」として考えていれば、別荘に籠ることはなく、
自分の大切な方々が多く住むフィレンツェを離れることはなかったのではないでしょうし、自分の大切な人の為のアクションをしていたでしょう。
「自分ごと」で考えたからこそ、王女は自分の責務を優先し、記者はスクープを捨てたエンディングとなったのではないでしょうか?
1年越しではありますが、「自分だけ」という考え方に陥らぬよう、「自分ごと」という心持をもって物事に向き合う習慣をつけるべきだという
自分なりの答えにたどり着けた良い休日だったと今更ながら感じております。
 
さて、このように結果的に昨年は良いGWを過ごした矢部ですが、皆様はいかがでしたでしょうか?
今年も外出できないGWになりそうですが、コロナや非常事態宣言に責任転嫁してしまいモチベーションが下がっていませんか?
せっかくの長期休みのGWだからこそ、悪い環境も「自分ごと」として考えれば、何か良い楽しみ方が見つかるかも知れませんよ。
ぜひ、自宅でいつもと変わらずに過ごすのでなく、今までとちょっと違った自宅での過ごし方をチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
 
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